お稽古初日はどんな流れ?最初に覚える曲は?好きな曲をお稽古できますか?
皆さまこんにちは。
昭島市や福生市で日本舞踊教室を開いております、藤間美都也(ふじまみつや)です。
日本舞踊をやりたい!という方が、気軽に始められるお稽古場をモットーに活動させていただいています。
今回の記事は、最初のお稽古について、そして、ご希望の曲がお稽古できるまでの流れを解説します。
お稽古の流れをご説明した記事を以前書きましたが、どんな流れで、どんな曲をお稽古していくかはお話していませんでしたので、当教室でのお話をしたいと思います。
お稽古初日はどんな流れ?どんな曲をお稽古するの?

お稽古初日のスケジュールです。
・着付け(初めての方)
・お辞儀(ご挨拶)の仕方
・立ち座り
・歩き方
・手習い曲 長唄「七つになる子」のお稽古
初日はたっぷり約80~90分くらいお稽古します(着付けができる方は約60分)。
着付けと基本の所作をしっかりと
まずは、着付けと基本の所作です。お稽古前の準備のようなものです。ここまでで40分から60分。
長いと思われるかもしれませんが、これから先のお稽古全ての基本となるところなので、しっかりご説明します。
最初は長唄「七つになる子」をお稽古
そうしましたら、いよいよ曲のお稽古です。長唄「七つになる子」をお稽古します。長唄とは、邦楽のジャンルのひとつ。歌舞伎音楽がベースの三味線音楽です。
「七つになる子」は初めて日本舞踊に触れる方には手頃な長さで(約5分弱)、三味線の旋律も聴き取りやすい曲です。まずはこの曲で
・三味線の音
・三味線の音に合わせて踊る
・着物を着て踊る
ということに慣れていただきます。
最初のお稽古では、着付けやお稽古のご説明に時間をかけますので、七つになる子は10〜15分くらいになります。
3~4回で着付けもマスターできます!

最初が肝心とよく言います。お稽古始めの最初の1、2カ月はたっぷり時間をかけます。この中には、おしゃべりタイムも含まれます(^^)
着付けは、3、4回もお稽古すれば自分で着られるようになりますし、お稽古の中でどんどん綺麗に着られるようになりますよ。
長唄「関の小万」は「歩く、曲がる、止まる」基礎が詰まった奥深い曲

月3回や4回のコースの方は、二カ月くらいで一曲目が終わります。そうしましたら、次は長唄「関の小万」(約4分半)でお稽古です。
こちらは手踊り&扇子の扱いがぐっと増え、「おすべり」「かいぐり」「歩く」「台詞」などが盛り込まれ、三味線の間(ま)を意識したお稽古の手(振り)がたくさんお稽古できます。
比較的、スピード感ある曲なので、みなさん「あれ、思っていた日本舞踊のイメージと違う(笑)」となります。「かいぐり」という手は最初はなかなか手こずるので、ここをいかに分かりやすく説明できるかが私にかかっています(笑)
「関の小万」は、真剣にやると本当に奥深いです。この曲は、私の師匠の藤間達也先生がよくおっしゃる「歩く、曲がる、止まる」の大切な動作が詰まっています。これらは、踊りを始めたら、一生やっていく基本動作です。「歩く」だけでもずっとお稽古できちゃうくらい、大切です。
だからこそ、始めのうちに大切にお稽古したいな、と思います(かくいう私も、いまだに達也先生にご注意いただきます。それほど大切なことなのです)。
二曲を終えたら、より本格的な曲へ!

この二曲を終えたら、本格的な「日本舞踊」の曲をお稽古に入っていきます。長唄「京の四季」や「松の緑」「潮来出島(いたこでじま)」などをお稽古してまいります。
当教室では現在、「七つになる子」一名、「関の小万」二名、「京の四季」を三名の方がお稽古しています。
お好みの曲、希望する曲もお稽古できます



これらのお稽古を終えると、徐々にご自分のお好みの曲や、ご希望の曲などに進まれるわけです。当教室では長唄「官女」、長唄「蓬莱(ほうらい)」、常磐津「屋敷娘」をお稽古されているお弟子さん方が他にいらっしゃいます。
入門してからの、お稽古の曲や流れなどはこのような感じになります。少しでも雰囲気がお伝えできたら嬉しいです。
春はもうすぐそこまで来ています!
新しい習慣を生活の中に加えてみませんか?
日本舞踊をやりたいお仲間を大募集しております。今なら3月、4月に入門の方に、石川酒造様の売店で人気の「仕込み水サイダー」「酒粕ピーナッツ」を差し上げるキャンペーン開催中です。
体験&見学は随時受け付けております。ホームページ内のカレンダーで日時が選びやすくなっておりますので、参考にぜひご覧ください。※カレンダーにない日時もご相談くださいませ。
お待ちしております。
・体験レッスンについてはこちら
・教室案内(特徴、料金、持ち物、アクセスなど)はこちら
・よくあるご質問・ご不安に対するFAQはこちら
そのほかのお問合せも、こちらからお気軽にどうぞ。