2025.09.08
お稽古
8月の記録 城西舞踊会
いつの間にやら9月です。
今年の8月は私自身が「城西舞踊会」に、そしてお弟子さん3名が「日本舞踊ジュニアコンクール」に出場させていただきました。
城西舞踊会では新作「新一つとや」に出演させていただいたのですが、この新作では様々な場面で違う役柄をいただき、今まで経験のない踊りにチャレンジさせていただきました。
今回は、まずこちらのお話を。
この作品は数え唄ですので、その場面場面で様々な風景の踊りが展開されます。私はいくつかの数え唄の場面を踊らせていただいたなかで、二つとやのカップルの男性役が、今までの経験のなかった雰囲気のお役でして、自分の中になかったものを引き出そうと試行錯誤の経験ができ、この経験は大切なものになりました。
監修の花柳昌太郎先生、松風光陽先生、西川扇左衛門先生には大変お世話になりました。先生方の胸をお借りし、多くの経験をさせていただきまして深く感謝しております。
ご一緒に踊らせていただいた先輩方とのお稽古は、更なる刺激があるのも新作お稽古の魅力です。先輩方のお稽古を拝見させていただき、またご一緒に踊らせていただくことで、自分に何が足りないのか、何ができるのかを考えなくてはならないことに気づきました。
「新一つとや」を、より良くしていこう! と、先輩方の胸をお借りして取り組んでまいりました。先輩方の踊り、お人柄に尊敬や憧れを抱きながら過ごしてまいりました。
本番はとても緊張しましたが、舞台に立たせていただいたことが嬉しく、反省もあるのですが幸せでした。
この経験が自分自身に、またお教室のお弟子さん方にも良いものになるよう日本舞踊に向き合ってまいりたいです。
ありがとうございます。
